症状
脂質代謝異常では、血液中の脂質成分が異常な値を示す以外、特別な症状を認めないことが多いです。そのため、自覚症状がない状態であっても、血液検査で初めて病気を指摘されることは少なくありません。
一部の方においては、目の縁やアキレス腱などに異常な不純物が蓄積して、デキモノとして外から認識されることもあります(黄色腫)。
自覚症状が現れることの少ない脂質代謝異常ですが、重篤な病気を引き起こす危険因子でもあるため注意が必要です。
具体的には、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞などの症状が続発する危険性があります。これらの病気を発症することで、胸の痛みや息苦しさ、手足のしびれや麻痺、意識障害などを生じることがあり、発症すると命にかかわることもあります。
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