症状
脊椎カリエスは脊椎に病変が生じる病気であるため、腰や背中の痛みが生じます。細菌による化膿性骨髄炎よりも症状が軽く、進行も緩やかです。また、一般的な結核の症状として、微熱や疲れやすさ、体重減少や咳などがみられることもあります。
脊椎カリエスでは、病変が進行した際の合併症にも注意が必要です。結核の病変が拡大すると脊椎がもろくなり、骨が破壊されることがあります。その結果として、背骨が曲がることもあります。
さらに、背骨の中には脊髄と呼ばれる神経の束が存在しています。骨の破壊に伴って脊髄が障害を受けることがあり、しびれや麻痺、排尿障害、排便障害などの症状が出現することがあります。
どのような神経症状が出現するかは、障害を受ける神経の部位に応じて異なります。
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