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はいべんしょうがい

排便障害

最終更新日
2018年09月05日
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2018/09/05
掲載しました。

概要

排便障害とは、便失禁(便が漏れてしまう)や便秘により便がでないなど、排便に関連したさまざまな障害が生じた状態を指します。

排便障害の原因は、肛門や直腸の病気に関連したものや、生活習慣が関係するものなどさまざまであり、治療方法も多岐に渡ります。そのため、自己判断せず医療機関を受診して治療を受けることが大切です。

原因

排便障害は、肛門や直腸周囲の問題を原因として生じることがあります。具体的には、大腸がん直腸脱痔瘻(じろう)核、裂肛(れっこう)ヒルシュスプルング病などのさまざまな消化器の病気を原因として引き起こされることがあります。

また、大腸がんの手術後など、排便を司る重要な神経に障害をきたすことから排便障害を引き起こすことがあります。

そのほかにも、ストレスや運動不足、食生活の乱れなどによって排便習慣が乱れてしまい、排便障害につながることがあります。

症状

便失禁や便秘などの症状が現れます。

便失禁

トイレまで排便を我慢することができず、トイレに行く前に便が漏れてしまうことがあります。

便秘

便をすべて出し切ることができない、数日間排便がないなどの症状がみられます。また、一回あたりの排便量が充分ではなく、頻回にトイレに行かざるを得ないこともあります。

排便障害では、その基礎疾患に関連した症状がみられることもあります。たとえば、大腸がんが原因の場合には、血便や体重減少、全身倦怠感、便が細くなるなどの症状が現れることがあります。

直腸脱痔瘻核などでは、肛門周囲に腫瘤(しゅりゅう)ができる、肛門周囲に痛みを伴う腫れ物が形成される、トイレットペーパーに血が付着する、などの症状につながることもあります。

検査・診断

排便障害の診断の際には、問診を詳細に行うことでどのような排便障害があるのかを正確に判断することが大切です。便の回数、便の性状、トイレまで排便を我慢することができるか、などの状況を詳細に確認します。

また、排便障害では肛門周囲の状態を観察することも大切です。状況に応じて、肛門鏡を用いたり、超音波検査や下部消化管内視鏡検査大腸カメラ)を行ったりすることがあります。

実際にどのような検査を行うかどうかについては、推定される原因となる病気に応じて適宜選択されます。

治療

排便障害の原因となっている病気があれば、その病気に対しての治療介入を検討します。たとえば、直腸がんであれば手術や化学療法、放射線療法が選択されます。また、核においても手術が行われることがあります。

そのほかにも、状況や原因に応じて生活習慣の是正や運動を取り入れることもあります。食物繊維が豊富な食事を心がけることで排便が整えられたり、適度な運動を行うことで排便を促したりすることもあります。

また、刺激の強い食事を避ける、肛門をしめる筋肉を鍛える、便意を感じたらすぐにトイレに行く、なども状況によっては効果的です。

必要に応じて便性を整えるための内服薬を使用したり、便が漏れないようにするための手術療法が行われたりすることもあります。

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