はいにょうしょうがい

排尿障害

泌尿器

目次

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概要

排尿障害とは、トイレが近い・尿がもれるなど、排尿に関連した症状を引き起こす状態を指します。

排尿障害はさまざまな原因で起こる可能性があり、糖尿病など病気が原因となることもあれば、加齢などにより起こることもあります。

咳やくしゃみなどちょっとした動作で尿が漏れてしまったりすることもあるため、生活の質が著しく低下する場合もあります。

原因

排尿障害が起こる原因はさまざまです。たとえば、男性の場合には前立腺肥大症が原因になることがあります。前立腺は、膀胱の下部で尿道を取り囲むように位置しているため、前立腺が大きくなると(前立腺肥大症)尿の通り道が狭くなり排尿障害につながります。

女性の場合には、加齢や出産などに関連して骨盤周囲の筋力が低下し、尿失禁が起こりやすくなることがあります。

その他にも、神経因性膀胱や過活動膀胱(脳梗塞やパーキンソン病などが原因となりえます)、子宮筋腫、尿道狭窄など実に多彩な疾患が排尿障害を引き起こす可能性をはらんでいます。

また、糖尿病が原因となることもあります。糖尿病を長年患うと徐々に神経障害が引き起こされ、結果的に尿意を感じる、尿を出すなどの神経が障害を受けることがあります。

症状

排尿障害では、以下のような症状が出現します。

  • 尿が出にくい
  • 排尿までに時間がかかる
  • 尿が途中でとまってしまう

など

これらは、排尿困難として認識されます。また、尿が出る回数が多くなる頻尿や、尿が漏れる尿失禁といった症状が起こることもあります。

こうした症状が生じることにより生活の質が著しく低下してしまうこともあります。

検査・診断

排尿障害はさまざまな原因・症状があるため、どのような障害が起こっているのかを正確に把握することが重要です。

具体的には、一日のうちでどのようなタイミングでどれだけの量を排尿できるか、何回排尿をしているか、などの情報を自分で記録したりすることで排尿の状況を把握することがあります。

また、排尿後の膀胱内の尿を測定する排尿測定をすることもあります。

その他にも、尿検査や超音波検査、膀胱内圧検査、尿路造影などを状況に応じて検討します。

治療

排尿障害では、薬物療法、骨盤底筋体操、行動療法(水分や食事摂取方法の工夫など)、手術療法、自己導尿などの治療が検討されます。

実際にどのような治療方法が適切かは、原因となっている病気や症状によっても異なるため、まずは診断が重要となります。

尿もれがある、排尿までに時間がかかる、残尿感があるなどの症状では生活の質が著しく低下してしまうこともあるため、早い段階で医療機関の受診を検討することが大切です。