治療
排尿障害の主な治療に、生活習慣の見直し、行動療法、薬物療法、手術があります。原因や症状の程度などに応じて治療法を決定します。
生活習慣の見直し
肥満や便秘、過剰な食事摂取、飲水過多、喫煙といった生活習慣が排尿障害の発症・悪化の原因になることもあるため、改善の余地がある場合にはまず生活習慣の見直しを行います。
行動療法
排尿障害に対する行動療法には、排尿する時間をコントロールできるように訓練する“膀胱訓練”と、体操で骨盤底筋を鍛える“骨盤底筋体操”があります。
膀胱訓練は主に頻尿や尿意切迫感がある場合に行う治療で、あらかじめ決めた時間に排尿する習慣をつけ、徐々にその間隔を伸ばしていくことで症状の改善を図ります。
骨盤底筋群の弛緩や軽度の性器脱などに対しては骨盤底筋体操が効果的です。腟や肛門を締めたり緩めたりする動作を毎日行い、骨盤底筋を鍛えます。
薬物療法
前立腺肥大症や過活動膀胱による排尿障害では、薬を用いて症状の改善を図ります。また、生活習慣を見直しても便秘が改善しない場合には、下剤を用いることもあります。
手術
このような治療で効果を認めない場合に手術を検討します。手術の内容は原因によって異なり、たとえば腹圧性尿失禁に対しては骨盤底再建手術、前立腺肥大症ではTURP(経尿道的前立腺切除術)またはTUEB(経尿道的前立腺核出術)を行います。
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