のうのうよう

脳膿瘍

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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検査・診断

画像検査

脳膿瘍は、CTとMRIによる画像検査で診断することができます。造影剤を用いたCT検査を行うと、瘍周辺がリング状に濃く映ることが特徴です。ただし、転移性脳腫瘍でも同の画像所見がみられるため、区別するためにMRI検査が必要です。MRI検査では、拡散強調画像で高信号域になることが特徴です。

確定診断のための検査

確定診断を行うためには、膿瘍の内容物や膿瘍を形成している殻の部分を採取し、検査で原因菌や炎症細胞が存在することを確かめる必要があります。

その他の検査

また、全身状態を把握するために血液検査で炎症所見を調べたり、膿瘍の広がりを調べるために脳脊髄液の検査を行ったりすることがあります。膿瘍が脳の実質を超えて、脳脊髄液が流れる髄液腔を突き破ると、脳脊髄液の多形核球が増加し、糖が減少する所見がみられます。

その他、血行性感染が疑われる場合には心臓超音波検査や全身のCT検査を行い、原因と考えられる病気を調べます。

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