原因
感染の原因菌は連鎖球菌や黄色ブドウ球菌が多いといわれ ています。脳内への直接感染と血行性感染の2つがあります。
直接感染
中耳炎や副鼻腔炎など、脳に隣接する部位の感染や、頭部外傷によって起こります。中耳炎は側頭葉や小脳、副鼻腔炎は前頭葉に波及しやすい傾向があります。また、上顎歯の虫歯が原因となることもあります。外傷では、頭蓋骨の開放骨折が原因となります。
血行性感染
体内にある何らかの感染巣の菌が血液にのって脳内まで届き、膿瘍を形成します。
特に感染性心内膜炎や肺膿瘍、膿胸、気管支拡張症など、血液が直接左心系に流れ込む病気を原因として、脳膿瘍が生じやすくなります。
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