検査・診断
腎血管筋脂肪腫が疑われるときは次のような検査が必要に応じて行われます。
画像検査
腫瘍の存在を確認し、腫瘍の大きさや位置などを評価するために必要な検査です。
一般的には外来などでも簡便に行うことができ、体への負担がない超音波検査が第一に行われますが、体型や腫瘍を構成する組織のタイプによっては超音波検査では見えにくいことも少なくありません。
また、腫瘍の大きさなどをより詳細に観察するにはCT検査やMRI検査などが行われます。
血液検査
主に腎臓の機能を調べる目的で血液検査が行われます。そのほか、腫瘍内の出血による貧血や炎症の程度などを評価することもできます。
尿検査
主に腎臓の機能を調べる目的で、尿中のタンパク質や血液の混在などの評価が行われます。病状を評価するための定期的な検査にも広く用いられています。
遺伝子検査
腎血管筋脂肪腫の10%は遺伝性の病気である結節性硬化症に合併することが分かっているため、結節性硬化症の合併が疑われる方には、診断を目的に遺伝子検査を行うことがあります。
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