検査・診断
薬毒物中毒によって引き起こされる症状はさまざまなため、症状のみで原因となる薬毒物を特定するのは困難です。適切な治療を行うため、発症時の状況や薬毒物の使用状況などを患者本人や家族、周囲の人に詳しく聞くこともあります。
また薬毒物を特定する際には、尿検査キットによる簡易的な薬毒物検査を行うこともあります。加えて肝機能や腎機能など全身の状態を評価したり、原因として疑われる薬毒物の血中濃度を調べたりするために、血液検査が行われることもあります。なお、薬毒物中毒では不整脈や誤嚥性肺炎などの合併症を引き起こすこともあるため、必要に応じて心電図検査や画像検査などが行われる場合もあります。
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