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ほうそうえん

蜂巣炎

最終更新日
2018年07月20日
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2018/07/20
掲載しました。

概要

蜂巣炎(ほうそうえん)とは、皮膚の比較的奥深い層に感染が生じた状態です。

主に細菌感染が原因となり、皮膚に傷がつくことで発症するリスクが高まります。発症すると、炎症により皮膚が赤くなったり痛みを伴うようになったりします。倦怠感や発熱といった全身症状につながることもあります。治療では、抗生物質を使用します。

原因

蜂巣炎は、主に細菌感染を原因として発症します。切り傷や擦り傷など、バリアのはたらきをする皮膚に損傷が生じた際、この損傷部位から細菌が入り込むことで蜂巣炎が引き起こされます。

皮膚に傷がつくことで発症するリスクが高まる蜂巣炎は、健常な皮膚にも生じることがあり、細菌の侵入門戸となる明らかな外傷を認めないこともあります。また、どういった環境で傷がついたかによって病原体が異なり、動物に噛まれたのか、海辺で怪我をしたのか、などの情報も重要です。

原因となる病原体としては、黄色ブドウ球菌(抗生物質に耐性を示すMRSAを含む)や連鎖球菌などを例に挙げることができます。その他、糖尿病に罹患している方であればStreptococci agalactiae、免疫機能が低下している方であれば緑膿菌などといった菌が原因となることもあります。

症状

蜂巣炎が生じると、皮膚に炎症に関連した症状が生じます。具体的には、皮膚が赤くなったり痛みを伴うようになったりします。その他、腫れる、熱感を持つ、痛みのために局所を動かすことができなくなる、水ぶくれができる、などの症状が出現することもあります。

蜂巣炎は皮膚を中心とした感染症ですが、全身どの部位にでも生じる可能性があります。さらに、倦怠感や発熱といった全身症状につながることもあります。全身症状、局所症状が強くなった際には、炎症が奥深くまで進行していることも懸念され、より迅速な治療が必要とされます。

検査・診断

蜂巣炎では、局所の皮膚所見を詳細に評価することが大切です。怪我と関連して蜂巣炎が生じることもあるため、怪我が生じた際の状況を詳細に評価します。

また、蜂巣炎では炎症反応や原因となっている病原体を検索することを目的として、血液検査や培養検査などが行われることもあります。炎症が深くまで進行していることが疑われる際には、CT検査やMRI検査といった画像検査を通して状況を確認することもあります。

治療

蜂巣炎では、細菌が原因となっていることが多いため、抗生物質を使用して治療します。怪我の状況や培養結果などから、原因となっている病原体に効果が期待できる抗生物質を選択します。抗生物質による治療期間は、状況により異なります。

経過中、局所の安静を保つことで症状が緩和することもあるため、安静を求められることもあります。発熱や痛みに対しては、解熱鎮痛剤の使用も検討されます。

蜂巣炎は、皮膚のバリア機能が障害を受けた際に発症するリスクが高まります。アトピー性皮膚炎や飛び火などの皮膚疾患がある際には、適切な治療を受けることで皮膚の状態を健康に保つことが大切です。また、手洗いを徹底することで、傷に細菌が付着するリスクを少しでも減らすことも大切です。

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