検査・診断
進行性核上性麻痺では、上述したような症状をもとに疑われることになります。ただし、進行性核上麻痺と類似した症状を現す病気も存在するため注意が必要です。
類似疾患としては、パーキンソン病や線状黒質変性症、大脳皮質基底核変性症などがあります。
これら類似疾患との鑑別を行うためには、レボドパと呼ばれる薬に対する反応性、頭部MRIやCTの画像検査などが重要になります。
進行性核上性麻痺では、中脳や橋と呼ばれる部位の萎縮、第3脳質の拡大、大脳の萎縮などを伴うようになります。中脳の形態学的な変化として「ハミングバードサイン」と呼ばれるものは特徴的なものです。
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