しんこうせいきゅうまひ

進行性球麻痺

原因

進行性球麻痺は、延髄にある舌咽神経、迷走神経、舌下神経の神経核が障害されることで起こります。人の体には、左右それぞれに支配する神経線維と神経核があります。球麻痺では、左右両方の神経核が障害されます。その結果、咽頭部、喉頭部、食道にいたる広範囲な部位の運動が障害されてしまい、球麻痺が生じます。

進行性球麻痺は、ALS(筋委縮性側索硬化症)、ギランバレー症候群、多発性硬化症重症筋無力症などに併発することが多いです。ギランバレー症候群は感染症をきっかけに発症し、多発性硬化症や重症筋無力症は自己の免疫が誤って自身を攻撃することで起こるといわれています。

ALSがどのようにして発生するのかは、まだ正確には解明されていません(2018年2月時点)。

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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