検査・診断
野兎病の診断は、原因である野兎病菌の存在を証明することによってなされます。野兎病菌に対しての検査はルーチンで行うものではなく、かつ病初期にはこれといった特徴的な症状もないことから、検査を行うかどうかを決定するためにも、野生生物との接触などについて聴取することが大切です。
検査としては、特殊な培地を用いた培養検査や、野兎病菌に特徴的な遺伝子を検出するためのPCR法が有効です。その他、病変部位の検体を用いて野兎病菌の抗原を検出する検査も行われます。また、病原体に対する抗体を検出することも、間接的な感染証明になります。
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