治療
野兎病では抗生物質を用いた治療を行うことになります。野兎病菌は、細胞内に潜むタイプの菌であるため、こうした特徴を反映してストレプトマイシンやテトラサイクリンなどの抗生物質を用いることになります。ペニシリン系、セファ ロスポリン系抗菌薬は無効です。
野兎病では主にリンパ節に膿瘍形成を来すことがあり、抗生物質のみでは高い治癒率を期待することができません。そのため、局所治療として膿を排泄することも治癒のためには重要です。
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