症状
初期の段階では、まぶた全体が腫れたように見えます。視野を完全に覆うほどの腫れが生じることもあります。1〜2日経過すると、典型例では痛みを伴わない限局的な肉芽腫が形成されます。肉芽腫が大きくなると視野障害をきたすこともあります。また、目の違和感を自覚することもあります。
肉芽腫は、数週間から数か月で内容物が排出されて小さくなることもあれば、そのまま残存することもあります。また、再発することもあります。
麦粒腫(ものもらい)との違い
霰粒腫の典型例では、痛み・赤みなどの炎症所見を伴うことはありません。この点は麦粒腫と大きく異なります。ただし、細菌感染症を合併すると炎症を引き起こすことになり、麦粒腫と似た症状が出ることもあります。これを急性霰粒腫と呼びます。
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