症状
がんが小さい初期には無症状で経過することがほとんどです。がんがある程度にまで大きくなってくると、全身症状(体のだるさ、食欲不振、体重減少など)や、呼吸器・胸の症状(長引く咳、痰、血痰、胸痛、息苦しさ、動悸、声枯れなど)が見られます。ただし、進行しても症状が出ない場合や乏しい場合もあり、非小細胞がんのうち腺がんは症状が出にくいという特徴があります。
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【第59回日本癌治療学会レポート】RET融合遺伝子陽性肺がんに対する治療開発の現状と課題――臨床試験の症例を踏まえて(2300字)
RET融合遺伝子陽性肺がんは、非小細胞肺がんの1〜2%程度にみられる稀少な事例だ。複数の症例を集めるために大規模スクリーニングが必要なことから、LC-SCRUMという基盤を利用して治療開発が行われている。鳥取大学医学部附属病院 呼吸器内科・膠原病内科 特任助教の阪本 智宏氏は、第59回日本癌治療学会
【第59回日本癌治療学会レポート】進行非小細胞肺がんの分子標的治療の耐性と克服戦略(4500字)
進行非小細胞肺がんの治療効果を高めるためにはバイオマーカーによる個別化が必須だ。一方で、分子標的薬には耐性化という問題がある。これを克服し、治療効果をさらに向上させていくにはどうすればよいのだろうか。第59回日本癌治療学会学術集会(2021年10日21日〜23日)にて行われた教育講演の中で、葉 清隆
【第62回日本肺癌学会レポート】進行非小細胞肺がんにおける免疫療法――各種薬剤が免疫系にもたらす影響と将来的な可能性(3300字)
非小細胞肺がんの免疫療法では、PD-1/PD-L1が主なターゲットとなるが、細胞障害性抗がん薬、血管新生阻害薬、マルチターゲットキナーゼ阻害薬などにも免疫を賦活化させる作用があるとの報告がある。上月 稔幸氏(独立行政法人 国立病院機構 四国がんセンター 呼吸器内科/臨床研究センター長)は、第62回日
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