検査・診断
食道憩室では、食道X線造影検査が有効な検査としてあげられます。口からバリウムなどの造影剤を服用して、レントゲンを用いて食道を撮影する検査です。健診などで行われる食道X線検査において、食道憩室を認める割合はおよそ0.5~1%とされており、比較的まれな病気だといえます。
圧力が高まることで生じる咽頭食道憩室や横隔膜上憩室では、嚢状に突出する憩室が認められます。炎症・癒着によって食道壁が牽引されて発生する中部食道憩室では、円錐状または台形状に突出する憩室を認めます。
また、憩室内に食べた物が溜まってしまっていないか確認したり、癌の合併や潰瘍・出血などの有無をチェックしたりする目的で、上部消化管内視鏡検査(胃カメラ検査)も行われます。
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