検査・診断
食道神経症では、食道に異常がない、という状況を確認することが必要です。そのため、ものの飲み込みや胸の痛みなどを自覚症状として引き起こしうるそのほかの病気をしっかりと除外することが必要不可欠です。
たとえば、食道がんやアカラシアなどの食道の病気も食道神経症と同じような症状を引き起こすことがあります。これらの病気を除外するために、上部消化管内視鏡や造影検査などをおこないます。
また、胃食道逆流症がみられる場合には、胃薬を飲むことで症状が緩和するかどうかを確認したり、食道内において胃酸に伴うpHの変化がないかを検査したりすることもあります。そのほかにも、胸の痛みの原因として、心筋梗塞や狭心症といった病気を否定することも重要であるため、心電図検査や心臓エコー検査が検討されることもあります。
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