原因
骨盤内炎症性疾患は細菌感染によって発症します。多くの場合、性行為によって複数の細菌に感染し、腟や子宮頸部から子宮や卵巣へと感染が広がることで発症します。
原因となる細菌のうち、よくみられるのはクラミジアや淋菌です。ほかに細菌性腟症(BV)を引き起こす複数のBV関連細菌やマイコプラズマ、ウレアプラズマ、インフルエンザ菌、A群レンサ球菌、B群レンサ球菌などによって発症することもあります。
このほか、以下に該当する場合には骨盤内炎症性疾患を発症するリスクが高まるといわれています。
- コンドームを使用しない
- 複数の性行為パートナーがいる
- 過去に骨盤内炎症性疾患を発症したことがある
- 若年である(25歳以下)
- 腟洗浄器を使用している
- 避妊リング(IUD)を挿入している
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