治療
主な治療は抗菌薬の投与です。内服治療と点滴治療のどちらを行うかは、症状や診察・検査所見により判断されますが、一般的には軽症から中等症では内服薬が、重症例では点滴投与が選択されます。点滴投与による治療の場合には入院治療となることがあります。
重症例で、骨盤内に膿瘍がみられた場合には、抗菌薬での治療だけでは改善されないことがあります。その際は、外科的治療(お腹や背中、もしくは腟から細い針を刺して膿瘍を体外へ排出する、または開腹手術による膿瘍除去術など)を検討します。外科的治療には、さまざまな注意点や合併症のリスクも伴いますので、主治医の先生とよく相談して治療内容を決定します。いずれにせよ、早期に治療を開始することが重要と考えられます。
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