こつばんないえんしょうせいしっかん

骨盤内炎症性疾患

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症状

主な症状は、下腹部痛と発熱です。発熱は、全身への炎症による影響がある程度出てきた段階であることを示します。自宅での安静や解熱鎮痛薬の内服のみでは改善が難しく、速やかに婦人科を受診する必要があります。ときに、消化器症状(吐き気や嘔吐、下痢など)を伴うこともあります。

骨盤内炎症性疾患に性器出血を伴うことは少なく、月経周期によって出血の有無は変わりますので、診断のための条件には含まれていません。

ただし、腹痛と発熱の組み合わせは、女性特有の病気以外でも起こり得ますので(たとえば虫垂炎など)、きちんとした診察による判断が必要です。

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