治療
骨盤骨折では、血圧、意識状態、骨折のタイプや骨のずれ具合、臓器損傷の有無などを調べたうえで治療方針を決定します。
骨折による損傷部位が少なく骨のズレも殆どない場合には、保存的な治療方法(手術を行わず安静にして治癒を図る方法)を実施することが多いです。骨盤骨折では呼吸や血圧が不安定になることも多いため、人工呼吸管理や輸液・輸血などの処置が必要になることもあります。動脈の損傷により血圧が不安定な場合には、出血部位に塞栓術と呼ばれる処置を実施することもあります。
また骨のずれが著しい場合、ずれを戻して金属製のスクリューやプレートなどで固定する手術的治療法を実施することもあります。
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