検査・診断
髄膜炎が疑われる場合は次のような検査が行われます。
血液検査
体内の炎症や脱水の程度などを評価する目的で行われる検査です。血液検査のみで髄膜炎の診断を下したり、髄膜炎の原因を判定したりすることはできませんが、全身の状態を調べるために広く行われています。
髄液検査
腰から針を刺して採取した髄液を詳しく調べる検査です。髄液の色や性状、含まれるたんぱく数や白血球数などによって髄膜炎の診断を下したり、大まかな原因を調べたりすることができます。また、髄液の培養検査や遺伝子検査(PCR検査)などをすることで髄膜炎を引き起こした病原体を調べることも可能です。
画像検査
意識障害やけいれんなど、脳自体に何らかの異常が生じていると考えられる場合には頭部CT検査や頭部MRI検査を行うことがあります。
特に頭部MRI検査は髄膜炎の原因によっては特徴的な病変を描出することができるため、早期診断に役立つ検査です。
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