検査・診断
血糖値は血液検査によって測定可能です。血糖値は食前・食後で数値が大きく異なるため、検査時の食事状況により判定基準が異なります。一般的には前夜から10時間以上食事をとらない状態で朝食前に採血を行い、空腹時血糖値を測定します。
空腹時血糖値が110 mg/dl以上の場合には耐糖能異常(糖尿病予備軍)が疑われるほか、126 mg/dl以上の場合には糖尿病が疑われます。ただし、糖尿病の診断には日を分けて2回以上血糖値の測定を行うか、血液検査でHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の測定を行います。
HbA1cは過去1~2か月の平均血糖値を反映する指標です。血糖値のように採血時の食事状況に影響を受けず、長期的な血糖値の状態を評価できます。HbA1cの値が高いほど高血糖状態が持続していることを示し、6.5%以上の場合に糖尿病が疑われます。
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