症状
一般的に高齢者てんかんでは、脳の一部の神経細胞から異常な興奮が始まる“焦点起始発作”が現れます。脳全体が同時に興奮する“全般起始発作”は、高齢者においては比較的まれであるとされています。また、若い世代にみられるような全身が激しくけいれんする発作を伴わないことが多いため、本人や周囲が発作に気付きにくいという特徴があります。この特徴が、高齢者てんかんの発見を遅らせる要因の1つとなっています。
高齢者てんかんの前兆
高齢者の発作では、前兆は起こりにくいとされていますが、めまい、頭がフワフワする(ボーッとする)、お腹の不快感などの非特異的な症状が現れることがあります。
焦点起始発作の主な症状
最も頻度が高く見逃されやすい症状は、意識がはっきりとしない状態で、それまで行っていた動作を止める発作(焦点意識減損発作)です。多くの場合、目の焦点が合わず反応のないまま、一点をぼんやりと見つめる症状が数十秒~数分間続きます。このとき、若い世代よりも頻度は少ないですが、口を動かしたり、衣服のボタンを無意味にいじったりする“自動症”と呼ばれる無意識の動作がみられることもあります。意識がはっきりしない状態で生じる発作のため、一般的には発作中の記憶はありません。
発作後のもうろう状態
高齢者特有の重要な点として、発作そのものは数分で終了しても、その後のもうろう状態が長く続くことが挙げられます。短い場合は数分~10分ほどですが、数時間~数日間にわたって意識がはっきりしないこともあり、認知症やせん妄などと間違われることが少なくありません。
メディカルノート会員なら
「高齢者てんかん」に関する
最新情報を受け取ることができます
「高齢者てんかん」に関する
最新情報を受け取ることができます
(治療法や治験情報、医療機関情報やニュースなど)
処理が完了できませんでした。時間を空けて再度お試しください

