原因
鳥インフルエンザはA型インフルエンザウイルスに分類され、基本的には鳥に感染性を示します。鳥インフルエンザウイルスは、日本においては3つに分類されており、それぞれ高病原性鳥インフルエンザ、低病原性鳥インフルエンザ、鳥インフルエンザと呼ばれます。
高病原性鳥インフルエンザは、鶏などが感染をすると大多数が死んでしまうほど病原性が高いものを指します。
一方、低病原性鳥インフルエンザウイルスはそれほど高い病原性は示しませんが、変異を起こすことで高病原性鳥インフルエンザに変化する可能性があります。インフルエンザウイルスが有する遺伝子・タンパク質に応じて、H5やH7に分類されるものが低病原性鳥インフルエンザに含まれます。
鳥インフルエンザは、H5やH7以外に分類される鳥インフルエンザのことを指します。
鳥インフルエンザウイルスは、家禽として飼われる鶏や野鳥の間で流行して病原性を示すことがあります。基本的にはヒトへの感染性はない鳥インフルエンザウイルスですが、排泄物に触れる、死体に接触する、鳥の毛をむしるなど濃厚接触をするとヒトへ感染し病気を引き起こすことがあります。
2018年4月現在世界で流行しているタイプの鳥インフルエンザウイルスとして注意喚起されているものは、主にH5N1型、H7N9型のものです。東南アジアや中東を中心に死亡例も出ているため、注意が必要です。
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