症状
鼻に炎症反応が生じるため、鼻が赤く腫れ上がり痛みを伴うようになります。膿を伴うこともあり、それが排膿されることもあります。
また、鼻せつで生じた細菌感染症がさらに奥深くにまで進展することがあります。そのため、合併症として蜂窩織炎や海綿静脈洞血栓症などの病気が引き起こされることがあります。
特に海綿静脈洞血栓症は、黄色ブドウ球菌が頭蓋内に入り込むことを意味しており、中枢神経感染症としてより重篤な病態に陥ることになります。
具体的な症状として
- 目がうまく動かせない
- 眼球の突出
- 顔面感覚の低下
- けいれん
- 意識レベルの低下
などがみられることもあります。
糖尿病やステロイドの使用中などの状況では、免疫力が正常よりも低下することがあります。こうした状況は、感染症がより波及しやすいため注意が必要です。
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