原因
A型肝炎の主な感染経路は糞口感染、経口感染です。感染者の糞便に含まれるA型肝炎ウイルスに汚染された水や食材(魚介類、肉、野菜、果物など)を口にすることで感染します。そのため、上下水道の整備が進んでいない南アジアやアフリカなどの発展途上国での発生率が高く、糞便に汚染された水や食材を十分に加熱しないまま口にすることで感染するケースが多くみられます。日本では生または加熱不足の魚介類などの食材が主な感染源となっています。海外では肉類や野菜、果実などによる感染も報告されているため、輸入食材にも注意が必要です。 また、先進国で増加しているのは、性行為で感染者と密な接触を持つことによる感染です。特に男性間に多いことが知られています。
医師の方へ
「A型肝炎」を登録すると、新着の情報をお知らせします