症状
A型肝炎は、A型肝炎ウイルスに感染してから平均4週間の潜伏期間を経て発症します。
症状としては発熱、食欲不振、全身倦怠感、吐き気・嘔吐、腹痛、黄疸、褐色尿(尿が濃くなる)、白色便(便が白くなる)などがあります。症状の現れ方は年齢によって異なり、年少者(特に6歳未満の子ども)では目立った症状はほとんど現れません。一方、年齢が上がるにつれて症状は重くなり、大人では多くが黄疸を伴います。患者の多くは、2~3週間で症状が徐々に改善し、B型肝炎やC型肝炎のようにウイルスが肝臓内にとどまって慢性肝炎へ移行することはありません。
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