治療
治療はベッド上での安静が必要なため原則的には入院で行います。多くは1~2か月で回復します。現在のところ、A型肝炎ウイルスに有効な抗ウイルス薬はないため、糖質が多く含まれる補液や肝臓の炎症を抑える肝庇護薬の投与などの対症療法を行います。まれに重症化し、劇症肝炎に移行した場合には、血漿交換*や血液ろ過透析による人工肝補助療法が行われたり、肝臓移植が検討されたりします。
*血漿交換:血液を体の外に取り出して血漿という成分だけを分離・除去し、代わりに新しい血漿成分を補充することで病気を悪化させている物質を除去する治療法。
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