症状
POEMS症候群の名前は、その主要症状の頭文字をとって組み合わされた病名です。すなわち、Polyneuropathy:多発神経炎、Organomegaly:臓器腫大、Endocrinopathy:内分泌異常、M-protein:M蛋白、Skin changes:皮膚症状、です。 このなかで自覚症状として多く認められるものとしては神経炎に関連したものであり、末梢神経障害を生じます。具体的な症状としては、しびれや力が入らないなどです。発症後2年以内に病状が進行して、末梢神経障害により歩行ができなくなるといわれています。 また、胸水・腹水の多量貯留による全身の浮腫で人相までもわからなくなってしまう方もいます。末期になると、胸水・腹水が肺などの臓器を圧迫して呼吸不全となります。 さらに血液内に水分があることで保たれている血圧も、血管から水分が漏れて保つことができなくなり、低血圧からショック状態に陥ります。そして心不全や腎不全など、あらゆる臓器が機能しなくなり、この状態まで進行すると命にかかわります。
より詳細は、こちらの記事を参照ください。 https://medicalnote.jp/contents/170612-006-ZP
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