戸田中央総合病院メンタルヘルス科 元部長

日本精神神経学会 精神科専門医・精神科指導医 日本老年精神医学会 老年精神医学専門医・指導医・評議員 日本総合病院精神医学会 一般病院連携精神医学専門医・指導医・電気けいれん療法委員会副委員長・編集委員会委員 日本認知症学会 会員 日本精神病理学会 会員 日本精神科診断学会 会員 日本認知症ケア学会 会員

上田 諭 うえだ さとし 先生

関西学院大学社会学部卒業後、朝日新聞に記者として入社するが、医学への志向から北海道大学医学部に入学する。北海道大学医学部卒業後、東京武蔵野病院精神科などを経て、日本医科大学精神神経科講師を務める。老年期精神医学やリエゾン精神医学を専門とし、認知症のみならずこころの問題に力を注いでいる。2020年より戸田中央総合病院メンタルヘルス科 部長に就任。

基本情報

診療科・主な得意領域

  • 精神科
  • 老年期精神医学
  • 電気けいれん療法
  • コンサルテーション・リエゾン精神医学

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資格・学会・役職

日本精神神経学会 精神科専門医・精神科指導医
日本老年精神医学会 老年精神医学専門医・指導医・評議員
日本総合病院精神医学会 一般病院連携精神医学専門医・指導医・電気けいれん療法委員会副委員長・編集委員会委員
日本認知症学会 会員
日本精神病理学会 会員
日本精神科診断学会 会員
日本認知症ケア学会 会員
  • 戸田中央総合病院メンタルヘルス科 元部長

医療記事

来歴等

略歴

1981年 関西学院大学社会学部卒業。朝日新聞東京本社勤務(記者)。
1990年 朝日新聞社退社。北海道大学医学進学課程入学。
1996年 北海道大学医学部卒業。東京医科歯科大学附属病院神経科精神科研修医
1997年 東京都多摩老人医療センター内科研修医
1998年 同センター精神科研修医
1999年 東京医科歯科大学附属病院神経科精神科医員
2000年 東京武蔵野病院精神科常勤医
2002年 東京都老人医療センター精神科医員。精神保健指定医取得。
2007年 米国Duke University Medical Center “Visiting Fellowship in ECT”を修了
2007年 日本医科大学精神神経科助教。
2011年 同大学にて医学博士取得。同大学講師。
2017年 東京医療学院大学保健医療学部リハビリテーション学科教授
2020年 戸田中央総合病院メンタルヘルス科 部長

論文

【原著論文(筆頭筆者)】
(欧文)
1. Ueda S, Omori A, Shioya T, Okubo Y. Antipsychotics can induce pre-shock in very old patients: a report of two cases. Psychogeriatrics 2015 Apr 27. doi: 10.1111/psyg.12119. [Epub ahead of print]
2. Ueda S, Sakayori T, Okubo Y. Psychotic depression with pseudodementia misdiagnosed as dementia remitted with TCA. Int J Clin Psychitr Ment Health 3: 1-3,2015
3. Ueda S, Takeuchi J, Okubo Y. Successful use of olanzapine for catatonia following delirium. Psychiatry Clin Neurosci 66: 465, 2012
4. Ueda S, Sakayori T, Yamaoka N, Okubo Y. Successful switching from sine-wave to pulse-wave with oral theophylline the night before electroconvulsive therapy for depression. Psychiatry Clin Neurosci. 65: 604-5, 2011
5. Ueda S, Koyama K, Okubo Y. Marked improvement of psychotic symptoms after electroconvulsive therapy in Parkinson disease. J ECT 26; 111-115, 2010
(和文)
1. 上田諭,丸谷俊之,大久保善朗.初老期のセネストパチーと躁的要素―気分安定薬の有効性―.精神経誌 115: 127-138, 2013
2. 上田諭,鈴木一正.ECT死亡例は発作により異型狭心症を毎回生じていた可能性―修正型電気けいれん療法施行後に心室頻拍を呈し回復が困難だった1例(本誌55: 33-35, 2013)の発作時モニター記録に基づく検討.精神医学 55: 673-676, 2013
3. 上田 諭、小山恵子、古茶大樹、大久保善朗:遅発緊張病の症状群を伴うレビー小体型認知症―いかに症例を理解し治療するか―.精神経誌 113; 144-156, 2011
4. 上田 諭、大久保善朗:「Kitwoodの公式」の有用性―対人心理要因への介入でBPSDが著明に改善したAD症例.精神医学 2011
5. 上田 諭、石坂公介、坂寄 健、下田健吾、大久保善朗:ECTにおける有効な発作誘発のaugmentation. 総合病院精神医学 21; 153-161, 2010
6.上田 諭、伊藤敬雄、大久保善朗:鎮痛薬「依存」の背景にうつ病が考えられた症例―がん術後の腹痛をめぐる内科との連携―.臨床精神医学 38; 1221-1226, 2009
7. 上田 諭、児玉由希絵、大久保善朗、伊藤敬雄:眼球彷徨roving eye movementが観察されほどなく死に至った2症例.精神医学 50; 1103-1106, 2008
8. 上田 諭、河嶌 讓、齊藤卓弥、野上 毅、花尻美和、下田健吾、大久保善朗:重度の制止に対しECTのみで効果がみられずベンゾジアゼピン併用後に劇的に改善したうつ病の一例.精神科治療学 23; 885-890, 2008
9. 上田 諭、西川律子、伊藤敬雄、大久保善朗、岩井美幸、岡崎怜子:術後うつ病に対するsulpiride 100mg/日投与で顕著な筋固縮を生じADL回復が遅れた高齢者症例―リエゾン活動での経験.精神医学 50; 1021-1024, 2008
10. 上田 諭、小山恵子、黒田裕子、杉山 久、高橋正彦:老年期の不安・焦燥型うつ病にみられる演技的・退行的行動について.精神科治療学 22; 319-327, 2007
11. 上田 諭、小山恵子、田中邦明、高橋正彦、佐藤克彦:抗パーキンソン薬による精神症状としての体感幻覚.精神科治療学 21; 73-80, 2006
12. 上田 諭、小山恵子、高橋正彦、佐藤克彦:Parkinson病の運動・精神病症状に対するECTの効果―進行期の治療困難例への積極的適応―.神経内科 63; 179-184, 2005

著書

【著書】
「治さなくてよい認知症」(2014,日本評論社)
「不幸な認知症、幸せな認知症」(2014, マガジンハウス)

【著書(分担執筆)】
歴史・文化からみた認知症.鈴木みずえら編.パーソン・センタード・ケアでひらく認知症看護の扉.2018、南江堂、東京
認知症診療 こう進めたい.上田諭編.認知症はこう診る.2017、医学書院、東京
本人への病名告知はどうする?「本人へは伝えない、家族には伝える」立場から.上田諭編.認知症はこう診る.2017、医学書院、東京
血管性認知症.上田諭編.認知症はこう診る.2017、医学書院、東京
認知症をすすんで迎える社会に─否定的な視点を変える.上田諭編.認知症によりそう―「治す」から「あるがまま」へ.2015、日本評論社、東京
生活と本人の心情への注目―今の認知症診療に足りないこと.上田諭編.認知症によりそう―「治す」から「あるがまま」へ.2015、日本評論社、東京
薬物療法.野村俊明ら編.うつ―これからの対人援助を考える くらしの中の心理臨床.2015、福村出版、東京
アルツハイマー病.野村総一郎編.抑うつの鑑別を極める.2014,医学書院、東京
電気けいれん療法とその他の身体療法.福田正人ら編.統合失調症.2013、医学書院、東京
器質性脳障害における妄想.鹿島晴雄ら編集.妄想の臨床.2013、新興医学出版社、東京
評価尺度.中島健二ら編.認知症ハンドブック.2013、医学書院、東京

【翻訳書】
「精神病性うつ病―病態の見立てと治療」(2013,星和書店)=共訳
「パルス波ECTハンドブック」(2012,医学書院)=監訳
「電気けいれん療法―患者と医師のためのガイド」(2010、新興医学出版社)=共訳

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