S414x320 40535d26 3cc7 483c a1b1 159911488e45

ニュース

公開日 : 2017 年 12 月 21 日
更新日 : 2017 年 12 月 22 日

病院経営はどのように行うのか—伯鳳会グループ理事長の思い

人口減少や高齢化、医療費抑制施策のなかで、病院経営は徐々に厳しいものに変化しています。しかし、9つの病院を中心とした60以上の事業所を運営する(2017年時点)伯鳳会グループ理事長の古城資久(こじょう もとひさ)先生は「病院経営を難しいと思ったことは一度もない」といいます。古城先生が経営に携わるまでの経緯と実際の経営、そしてこれからの医療経営についてお話を伺いました。

外科医として働いていたが父の病をきっかけに病院を継ぐ

私は1984年に医学部を卒業後、外科医としていくつかの病院で働き、37歳のときに兵庫県赤穂(あこう)市にある父の病院(当時:一般病棟256床・介護老人保健施設70床・訪問看護ステーション)へ戻りました。私が40歳になった頃(2001年)、父が末期の肝臓がんであると判明します。当時、ステージ4の肝臓がんは1年生存率が50%ほどでしたが、結果的に父は1年10か月生きてくれました。それまで外科医として働いていた私は、経営の「け」の字もわからないまま、父が残した赤穂中央病院を継ぐことになったのです。

数字をみると経営は自転車操業の状態だった

病院の経営状況をみてみると、2年連続赤字、自己資本比率7%(平均的な数値は30%ほどといわれます)、売り上げ53億円、借り入れ56億円、資金繰りもつかず自転車操業の状態でした。そして後継者の自分はまったく経営を知らない、ときました。

「これが最後ですから—」難しい顔でそんな言葉をいい残して帰っていく銀行員がいたことを覚えています。