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看護の現場から-横浜市立大学附属市民総合医療センターの看護師として

看護の現場から-横浜市立大学附属市民総合医療センターの看護師として
東谷 由美香 さん

横浜市立大学附属市民総合医療センター 看護部

東谷 由美香 さん

大里 浩子 さん

横浜市立大学附属市民総合医療センター 看護部

大里 浩子 さん

目次
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この記事の最終更新は2019年02月01日です。

三次救急医療を備えた高度急性期病院である横浜市立大学附属市民総合医療センター。同病院の看護部には、モチベーションの高い看護師がそろっており、専門看護師や認定看護師の資格を取得する方も少なくありません。

今回は、皮膚・排泄ケア認定看護師である大里さんと、乳がん看護認定看護師の東谷さんに、同病院の看護師としての取り組みをお伺いしました。

また、看護部長のもと、それぞれの専門性を活かしながら看護部を率いる6名の副看護部長にも、これから入職される方へ向けたメッセージをいただきました。

大里さん

大里さん:

私は、皮膚・排泄ケア認定看護師を2015年に取得しました。皮膚・排泄ケアを専門とする先輩たちを見ながら、自分も一緒に勉強していきたいという気持ちが芽生えたことが、取得のきっかけです。

現在は皮膚・排泄ケア認定看護師として、主に院内の褥瘡(じょくそう)管理やストーマのケアを行っています。褥瘡対策チームと一緒にケアを行ったり、最近では地域の方々からお声がけいただき、相談を受けたりするケースもあります。

認定看護師取得のために学校に通うことになった場合でも、看護部がサポートしてくれます。私も認定看護師取得のために学校に通うときには、上司が書類作成を手伝ってくれました。

また、周囲の先輩たちからアドバイスをもらえる環境です。興味がある分野を伝えると、研修や勉強方法を教えてくれたり、ステップアップの道を示してくれたりする先輩たちがたくさんいます。私も後輩には、研修があれば知らせるなど、同じようにキャリアアップの機会を提示するよう努めています。

皮膚・排泄ケア認定看護師としての知識や技術を維持するため、学会や研修に参加し、定期的に自己研鑽を積むよう心がけています。また、技術向上のためには経験数も大切なので、たくさんの患者さんのケアに携わるようにしています。

今後は、より地域の皆さんのために働きたいと考えています。なかでも、地域の高齢者をサポートすることに関心があります。

私が関わっている排泄ケアの分野には、年齢と共に機能が衰えていくのは自然なことである一方で、羞恥心が伴い気軽に相談することがなかなか難しいといった本質的な課題が存在します。そこで、排泄に関するなんらかの支障を日々の生活の中で感じはじめているような地域の方たちへのサポートの道を、今後は模索していきたいと思います。

これから入職する方には、好奇心をもって働いてほしいと思っています。決められた仕事をこなすだけでなく、「患者さんのために何ができるか」と常に考えながら看護にあたってほしいのです。患者さんは何が辛いのか、どんなことを考えているのか。常に患者さんを知ろうとする姿勢を大切にする、そんな方と一緒に働きたいと思っています。

東谷さん

東谷さん:

私は乳がん看護認定看護師を2014年に取得しました。現在は、がん総合支援センターで、患者さんやご家族などから電話や面談で相談を受けています。乳がんの外来は週に2回あるので、その日の朝に先生たちとカンファレンスを行ったり、化学療法を行っている患者さんに対しては薬剤師と共にカンファレンスを行ったりしています。

私は、当院へ入職してから今年で25年程になります。もともと、教育体制や福利厚生がしっかりとしているという理由で当院を選びました。ここまで続けてこられたのは、人間関係をしっかりと築けたことがひとつの要因であると思います。

また、着実にキャリアアップすることができたというのも大きな要因です。看護部長など上司とも話しやすいため、常にコミュニケーションをとりながら、キャリアアップすることができました。

キャリアを積んでいく中で、ジェネラリストでいくかスペシャリストでいくか、はたまた管理者を目指すのか、悩んだ末、より高い専門性を身につけるべくスペシャリストの道に進みたいと考えるようになりました。そんな折にある乳がんの患者さんに出会ったことが、ふりかえれば乳がん看護認定看護師を目指す大きなきっかけになったように思います。

その患者さんは、結婚を控え、妊娠もご希望でした。看護師として、闘病とご希望の狭間で不安を抱く患者さんに寄り添い相談に乗るうちに、その重要性を痛感しただけではなく、その方法を確立しスタッフに広めたいという気持ちを強くしていきました。そして、知識を身につけるために学校に通うという選択にいたったわけです。

乳がん看護認定看護師として働く中で、やりがいを感じる場面はたくさんあります。たとえば、患者さんが治療後の生活について報告にきてくださったり、残念ながら亡くなってしまった患者さんのご家族が会いにきてくださったりすることがあります。このように患者さんやご家族が会いにきてくださると非常に嬉しいですし、「少しでも患者さんのお役に立つことができたのかもしれない」と感じます。

当院は、教育に力を入れており、特に新たに入職した方に対してはかなり手厚く指導を行います。

また、各自のキャリア構築の方向性について毎年目標設定を行っており、看護部長と面談する機会もあります。

このように、一緒にキャリアアップを考えてくれる体制があるので、不安を感じることなく、入職を検討してほしいと思います。

最後に、看護部長のもと、看護部を率いる6名の副看護部長からメッセージをいただきました。

看護部長の皆さん

徳永課長代理(副看護部長):

当院はとても働きやすく、私も結婚・出産を経験しながら約30年にわたり働き続けることができています。全体的に風通しがよく、同僚や上司に何でも相談できる環境は、とてもよいところだと思っています。自分のアイデアを提案しやすく、提案したことを実現するためにはどうしたらよいのか一緒に考えてくれる環境があります。

新たに入職される方には、患者さんに興味をもっていただきたいと考えています。業務としてではなく、優しさや思いやりをもって患者さんに接することができる方と、一緒に働ければと思います。

藤波副看護部長:

新人の方の中には、看護技術に不安をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、当院は、看護を実践する上で必要な知識・技術を習得するための院内教育など支援体制が充実しているため心配はいりません。

また、臨床では医師や薬剤師、栄養士、リハビリテーションスタッフなど、さまざまな職種のスタッフと協働することになります。専門的なチームをつくっているので、チーム医療を展開できる環境でもあります。チームで一致団結する風土がありますので、不安を感じることなく入職していただきたいと思います。エネルギッシュで生き生きと働き続けられる職場です。

金子副看護部長:

私は看護学校からずっと横浜市立大学で、30年近くずっとこの土地で働いてきました。時代の流れと共に変化した部分もありますが、困難なことがあってもみんなで一致団結して乗り越える風土は変わっていません。特に、先輩・後輩のつながり、多職種同士のつながりは強いです。

何より、新しいことをやってみようというチャレンジ精神があります。無理かなと思うようなことも、どうしたらできるのかを考えて前向きに挑戦していく風土があります。新たに入職される方もさまざまなことに挑戦していってほしいと思います。

看護部長の皆さん

牧内副看護部長:

私は産後に横浜市に入職しました。入職後も、学校や研修に参加させてもらい、学習の機会を公平に与えてもらいました。

当院は、働きやすく長く仕事を続けられる場所です。どんな経歴の看護師に対しても公平にキャリアアップの機会を与えてくれる場所であると思いますので、さまざまな経歴の方の入職をお待ちしています。

佐々木副看護部長:

私は、2018年4月に横浜市立大学附属病院から当院に異動しました。当院は、職員の可能性を引き出すことを大切にしていると感じます。また、教育に注力しているところも大きな特徴でしょう。

何よりも「市民の皆さんのため」という合言葉が、きちんと実践されている病院です。市民の皆さんにとっての「最後の砦」という意識をもち、救命から地域へお戻しするまで、責任をもって看護にあたっています。モチベーションが高く明るく優しい看護師がそろっていると思います。少しでも興味のある方は、見学やインターンシップへの参加をご検討いただきたいと思います。

友永副看護部長:

当院の高度救命救急センターは、より高度な治療機能を提供できる救命センターで、全国に41施設あるうちのひとつです。救命センターには、初療室、救命ICU、救命病棟、救命後方病棟の4部署があり、患者さんは受傷期~超急性期~回復期など病期によって病棟を移動し、一連のプロセスで治療・看護を受け在宅復帰に向かいます。

当院では、「最後の砦」機能を発揮し、当院が必ず治療を行うことをモットーに医療チームが連携しています。看護師は、患者さんの回復に向けて、やりがいと自信をもって自己研鑽しながら、看護に取り組んでいます。そんなチームの一員として一緒に働きませんか。

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