原因
がん悪液質のメカニズムはいまだ不明な点が多いですが、近年少しずつ分かってきたことがあります。
がんから放出されるタンパク質を分解するように誘導する因子が関係することや、脳の中にあるホルモンをコントロールする部位の異常が分かってきています。中でもがん細胞から分泌される炎症性サイトカインは、代謝の異常や食欲不振に関連していると考えられています。最近ではさまざまな伝達物質を介した炎症の現れが悪液質なのではないかともいわれています。
一般に、がんの進行により、亡くなるまで徐々に栄養不良になっていきます。がんの種類によって、悪液質が生じやすいものや悪液質が生じにくいものがあり、生じたあとの進行パターンもさまざまです。
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