みずいぼ

みずいぼ

別名:伝染性軟属腫
皮膚

目次

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概要

みずいぼとは、ウイルスの一種が皮膚に感染することで、いぼができる病気です。正式には伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)と呼ばれます。子どもに生じることが多く、プールなどで接触することにより感染します。いぼは自然に消えることもありますが、通常はトラコーマ鑷子(せっし)と呼ばれる専用のピンセットでつまみとって取り除きます。

原因

ウイルスの一種(伝染性軟属腫ウイルス)が皮膚の小さな傷や毛穴から感染することによって発症します。

子どもの感染経路

子ども同士で接触することにより生じる例が多く、感染しやすい場所としてプールがよく知られています。誰でも感染する可能性がありますが、アトピー性皮膚炎である場合はより感染しやすいといわれています。

成人の感染経路

成人の場合は性行為などにより感染します。特に免疫機能が低下した方(エイズの患者さんなど)は感染しやすくなります。

潜伏期間

感染してから皮膚症状が現れるまでにかかる潜伏期間は2週間から6週間程度です。

症状

いぼの特徴

肌色からやや白色調で、大きさが2mm~10mm程度のドーム状の小結節が、体のさまざまな部位に生じます。いぼの表面は光沢があり、中央に凹みがみえることもあります。軽いかゆみを感じることもあります。

いぼができる部位

子どもの場合は体、腕、脚によく生じます。成人で性行為により感染するケースでは外陰部や下腹部、大腿(太もも)にみられます。内容物が他の部分に付着すると感染が広がり、広い範囲に多発することがあります。

検査・診断

多くの場合、検査の必要はなく、経験のある小児科の医師や皮膚科の医師の診察で診断されます。掻破(そうは:搔き出すこと)により、二次的に細菌感染を引き起こし難治化することがあります。

光沢苔癬(こうたくたいせん)などの小さないぼができる他の皮膚疾患と区別することが必要なときは、いぼをつまんで白色のやわらかい内容物を確認します。組織を顕微鏡で確認する病理組織検査を行うと、より信頼性の高い診断が可能です。

成人でいぼが多発するケースでは、免疫機能の低下が原因となっている可能性があるため、必要に応じてHIV感染症など他の病気についても検査を行います。

治療

自然に治癒することも多いですが、治癒までにかかる期間は半年から数年程度といわれています。そのため、他の子どもへの感染の可能性などを考慮すると、治療を受けることが推奨されます。

治療では、痛み止め(局所麻酔剤)の貼り薬を治療前にいぼに貼り、麻酔が効いてからピンセットでつまんで取り除きます。この他に、塗り薬で治療することもあります。

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