治療
それぞれの症状に応じた外科的治療が必要になります。1度の手術で完治することは難しいため、乳幼児期から成人期にわたって複数回の手術が行われます。頭蓋の変形を放置すると脳の発達にも影響が及ぶ危険性があるため、頭蓋の変形を修正し、頭蓋容積を拡大する頭蓋形成術が実施されます。頭蓋形成術は1歳になる前に実施されることが多いです。
また、アペール症候群では顔面骨にも形成異常があるため、顔面形成術により眼球突出や咬合不全といった機能障害の改善が可能です。それに加えて、顔貌の著しい改善も期待できます。この他、合指(趾)症に対しても、発達段階などを考慮しながら、1歳以降に分離術が実施されます。
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