治療
インフルエンザ脳症は、ときに生命に関わる危険な病気となりうることもあります。そのため、まずは生命を守るために全身状態の管理を行う必要があります。具体的には、集中治療室などに入院して、呼吸や循環のサポート、けいれん、体温などの全身管理します。
原因となるインフルエンザウイルスに対する抗ウイルス薬を使用します。また、炎症による脳浮腫を改善するために大量のステロイドを用いたパルス療法を行い、患者さんの免疫系が活性化することを防ぎます。けいれんが生じたときにはけいれんを止めるための薬物治療を行ったり、炎症によって脳の圧力が高まった場合には、脳圧をみるモニターをつける手術をしたり、脳圧を下げる点滴治療や全身管理を行います。
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