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いんぷらんと

インプラント

最終更新日
2017年09月13日
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2017/09/13
掲載しました。

概要

インプラントとは、体内に埋め込む医療機器や材料の総称です。一般的には、インプラントは歯科インプラントの意味で用いられます。

インプラント治療とは、何らかの理由で歯が抜けてしまった顎骨(あごの骨)に金属のインプラント体を埋め込み、その上に人工の歯あるいは義歯を取り付ける歯科治療のことです。インプラント体は一般的にはチタンという金属が使用されます。

インプラントは人工の歯あるいは義歯をしっかりと固定することができます。通常の歯科治療の場合、周りの歯を削ったり、残っている歯に義歯を安定させるための装置を付けたりしますが、インプラント治療は周りの歯へ負担をかけずに治療をおこなうことができます。

ただし、インプラントを埋入するために手術が必要なため全身状態がよくない場合には治療ができないこともあります。また、インプラント埋入部に骨が十分に存在しない場合にはインプラントを埋め込むことができません。

その他にも、治療期間が長期にわたり、基本的に保険が適応されないため医療費は高額となることもあります。

原因

歯を失う原因には、虫歯や重度な歯周病外傷による歯牙・歯根破折などが挙げられます。

最も多い原因は歯周病で約4割を占めています。歯周病は加齢とともに悪化し、年齢を重ねるごとに有する歯の平均本数は減少します。

日本は超高齢化社会に突入しているため、歯を失った人も多く、インプラントはそのメリットから注目を集めている治療法といえます。

症状

外傷などによる歯牙破折は例外として、高齢者は歯周病の進行し歯肉炎、歯の動揺が悪化することにより、歯周病がさらに悪化して歯を失うという負のスパイラルが生じます。

歯を喪失することによってかみ合わせが悪くなり咀嚼(そしゃく)機能や発語機能が低下します。

このため、歯を失った場合には外見上の問題だけでなく、咀嚼機能を維持、改善するため義歯を装着することによって従来の口腔機能を維持する必要があるのです。

検査・診断

インプラント治療前には全身状態および口腔内の入念な検査が必要となります。

口腔内検査

虫歯や歯周病の有無を調べる検査です。インプラント自体は人工物のため、虫歯になることはありませんが、口腔清掃状態が悪い場合にはインプラントの周囲の歯肉に炎症を引き起こすことがあります。このため、インプラントを埋め込む前に口腔内を清潔な状態にしておく必要があります。

画像検査

一般的なパノラマ撮影検査とCT検査が行われ、口腔内全体の状態や顎の骨の形、神経や血管の位置、走行などを調べます。

特にCT検査は埋め込むインプラントの長さや太さ、角度などを決定するための重要な検査です。

血液検査

インプラント治療は血液疾患や重度の糖尿病などがある患者さんにはできないこともあります。また、手術が必要なので術前に全身状態を把握するためにも一般的な血液検査が行われます。

アレルギー検査

インプラント体の原材料はチタンが多く、チタンはアレルギーが起こりにくいといわれていますが、金属アレルギーなどの既往がある場合にはアレルギーの検査が行われることもあります。

治療

インプラントにはいくつかのタイプがあり、術前に評価した顎骨の状態によって長さや太さなどが決定されます。

顎骨の中に埋め込む部分をインプラント体、インプラント体と義歯の間の部分をアバットメントといいますが、治療の第一歩は歯肉を切開して顎骨にインプラント体を埋め込むことです。

インプラント体の原料であるチタンは骨と結合しやすく、骨との結合に一定の期間が必要です。インプラントが骨と結合するまでの期間は、インプラントの種やインプラントを埋め込んだ骨の状態によって異なります。

インプラントを埋入してから、義歯を付けるまでの期間はそれぞれの状態から判断されます。骨との結合が安定したら、インプラント体に義歯を取り付けて完了です。

インプラント手術には、一回法と二回法という方法があります。

一回法

インプラント体を埋め込み、安定化させるまでの期間、植え込んだインプラント体にアバットメントを取り付けて粘膜から露出した状態にしておく方法です。

二回法

埋め込んだインプラント体を粘膜で覆った状態で安定化させ、義歯を取り付ける際に再度歯肉を切開してアバットメントを取り付ける方法です。

一回法は歯肉の切開が一度だけなので治療時間を短縮することができます。しかし、口腔内にインプラントの器具がでていることから感染を起こすこともあります。

また、インプラント体を埋め込むと同時にアバッチメントだけでなく仮歯を装着する即時荷重インプラントというものもあります。即時荷重の場合にはその日の内に仮歯を装着するため咀嚼や発語、見た目などの不便さを解消することが可能です。

通常、インプラントは失った歯の一本一本に行うものですが、全ての歯を失った状態の場合には、上顎、下顎それぞれに4本のインプラント体を植え込み、10~12本の固定式の義歯を装着するAll-on-4と呼ばれるインプラント治療があります。

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