治療
ウェルニッケ脳症はビタミンB1の欠乏によって生じるため早期にビタミンB1の大量投与が行われます。症状からウェルニッケ脳症の可能性を疑ったら、治療開始が遅れると高率にウェルニッケ・コルサコフ症候群に移行してしまうことから、検査結果を待たずにビタミンB1を大量に静脈注射をすることによってビタミンB1投与を開始します。ウェルニッケ脳症の患者は低栄養になっていることもあるため、ビタミンB1だけでなく、そのほかのビタミンや電解質、糖質などを同時に投与することもあります。原因がアルコール依存症である場合には、飲酒を止める必要があります。
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