治療
エマヌエル症候群の根本的な治療法は存在せず、各種の症状に合わせた支持療法が中心になります。生後しばらくは、筋力の低下や口蓋裂に関連した哺乳障害や呼吸障害を認めることがありますので、場合により経管栄養や点滴、人工呼吸器でのサポートを要することもあります。心不全などがある場合には、利尿薬や強心剤などの薬物治療、カテーテル治療や手術も検討されます。てんかんがある場合には、症状に合わせた抗てんかん薬が使用されます。幼少期には特に中耳炎を繰り返し、ときに聴力の低下につながることがあるため、中耳炎の治療や聴力障害に対してのアプローチも必要になることがあります。精神運動発達の遅れに対しては、理学療法、作業療法、療育などが行われます。
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