治療
カーニー複合の治療は、腫瘍部位によっては外科的な手術が行われますし、内分泌亢進症状に対しては内服薬が適応になることもあります。心臓に出現する粘液腫は、突然死や脳梗塞のリスクとなりえるため、手術にて摘出術を行うことになります。
しかし、腫瘍性病変は再発することもまれではないため、手術後も慎重に経過観察することが重要です。下垂体腺腫に対しても手術適応になることがあります。成長ホルモンが過剰分泌される末端肥大症に対しては、ソマトメジンによる内科的治療方法が選択されることもあります。
カーニー複合では、遺伝性疾患として発症していることもあります。したがって、発症者本人及び家族を含めて、遺伝カウンセリングが必要になることもあります。カーニー複合による影響は、その場限りのものではなく次世代にも生じるため、継続的なサポート体制が必要です。
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