検査・診断
サルコペニアでは、一般的に骨格筋量、握力、歩行速度の3つをもとに診断します。
具体的には骨格筋量が一定以上低下していて、握力が男性で28kg未満、女性で18kg未満である、または通常歩行速度が1m/秒未満である場合にサルコペニアと診断されます。
歩行速度の代わりに、5回椅子立ち上がりテストや、SPPB(バランス、歩行テスト、5回椅子立ち上がりテストからなる身体能力テスト)が行われることもあります。
骨格筋量の測定には、DXA法(二重エネルギーX線吸収測定法)やBIA法(生体電気インピーダンス法)が選択され、X線や微弱な電気を用いて測定します。
医師の方へ
Medical Note Expertでしか読めない、学会や医局の最新医療知見を得ることができます。
【インタビュー】高齢糖尿病患者の食事療法、虚弱・筋肉量減少予防優先を――難しいエビデンスづくり(1200字)
2019年の糖尿病診療ガイドライン改訂以前は、多くの場合肥満の是正を中心としたエネルギー制限を基にした食事療法が行われてきた。ところが、日本の糖尿病患者の7割は65歳以上、3割以上は後期高齢者だ。その人たちが痩せることによってサルコペニアやフレイルという別の問題が生じ、それは糖尿病以上に問題だ。した
【第119回日本内科学会レポート】高齢者糖尿病の診療ポイント――認知機能障害やフレイルとの関連、対策、薬物治療について(4200字)
糖尿病は、高齢になるほど有病者の割合が高くなる傾向があり、本邦では65歳以上の約5人に1人が罹患しているといわれている。今回荒木 厚氏(東京都健康長寿医療センター 副院長/内科総括部長/フレイル予防センター長)は第119回日本内科学会総会・講演会(2022年4月15日~17日)における教育講演の中で
「サルコペニア」を登録すると、新着の情報をお知らせします
「サルコペニア」に関連する記事
関連の医療相談が2件あります
手術するかどうかの判断
手術を受けるべきかどうか悩んでいます。その判断基準についてアドバイスをお願いします。 4月より左足全体に何となく違和感を感じ、5月より痛み始め受診しました。 保存療法が一般的とのことでしたが、6月より痛みが強くなり、鎮痛剤を飲み始め、12日にMRIでヘルニアを確認し同日ブロック注射、28日にヘルコニア注射を受けました。7月下旬より痛みが和らぎ始め、激痛が無くなりまとまった睡眠も取れるようになりました。しかし、ヘルコニア注射後5週間経った現在でも、鎮痛剤を飲まないと、左のお尻から下肢に痛みがあり通常の生活は難しい状態です。8月12日に再度診察にて手術するかどうかを決める事になっており、その時にまだ鎮痛剤が必要なようなら手術をお願いすることになるのかと思っていますが、もし、判断するのに有意義なポイントなどありましたら教えてください。 よろしくお願い致します。
筋肉量の増加
2年前ぐらいから大腿筋の疲れ 階段を昇るのがきつい 従来整形外科にも診断したが異常は見つからない。 年齢の関係とも考えられるが 筋肉量の減少ではないかと自分では思っておりますが 解決方法を教えて頂ければ 有難いです。
※医療相談は、月額432円(消費税込)で提供しております。有料会員登録で月に何度でも相談可能です。