原因
サルコペニアは、加齢による“一次性サルコペニア”と、活動不足や病気、栄養不良によって生じる“二次性サルコペニア”に分けられます。
一次性サルコペニア
筋肉量の減少は誰にでも起こるもので、一般的には25~30歳頃から始まり、年齢を重ねるにつれて徐々に進行していきます。
このような加齢によるサルコペニアの背景には、運動ニューロンや筋衛星細胞の減少、成長ホルモンやテストステロンの分泌低下、炎症性サイトカインの増加、加齢に伴う食欲不振による体重減少などが関係していると考えられています。
二次性サルコペニア
活動が不足すると骨格筋量が減少し、座る姿勢や寝る姿勢が長いと特に下半身の筋力が低下します。
また、臓器不全や炎症性疾患、内分泌疾患、がんなどの病気に付随してサルコペニアが起こるほか、病気によって安静を強いられ、不活動になることもサルコペニアの原因です。
栄養においては、エネルギー、総タンパク質、必須アミノ酸のうちBCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)の摂取不足がサルコペニアの誘発原因になるといわれています。
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