じべるばらいろひこうしん

ジベルバラ色粃糠疹

別名
ジベル,薔薇色粃糠疹
最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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概要

ジベルバラ色粃糠疹とは、背中やお腹を中心にクリスマスツリーのように見える赤い皮疹が出現する病気です。きっかけとなる1つの発疹が出現した後、たくさんの皮疹が出現します。皮疹は、かゆみを伴うこともあります。

ジベルバラ色粃糠疹は、どの年齢層でも発症することがありますが、特に10~30歳の若い方でみることが多い病気です 。

皮疹以外の症状はないことも多く、1~2か月ほどの経過で痕を残すことなく消失します。自然治癒を期待できるため、必ずしも治療薬を使用する必要はありません。

しかし、類似の皮膚症状を引き起こす病気と区別する必要があることもあるため、皮膚科を受診することが大切です。

 

原因

ジベルバラ色粃糠疹の原因は明らかになっていません。突発性発疹症の原因であるヘルペスウイルス6、7型の再活性化が原因となることがあると推定されていますが、確定はされていません。

また、アレルギー性であることも推定されています。ヘルペスウイルスの関係性も疑われていますが、細菌や真菌などの病原体とは関係がないとも考えられています。また、人にうつるようなものではありません。

症状

典型的なジベルバラ色粃糠疹は、ヘラルドパッチと呼ばれるひとつの皮疹から始まります。ピンク色の色調を示す皮疹であり、大きさは親指ほどです。皮疹が発生する1~2週間前に、感冒様症状を伴うこともあります。

ヘラルドパッチが見られてから数日~2週間ほどの間に、多くの皮疹が出現してきます。お腹や背中が好発部位ですが、首や顔、口の中にも見ることがあります。発疹は指先ほどの大きさで卵のような形状を示します。数えきれないほどの皮疹が出現することになり、全体がクリスマスツリーのように見えることも特徴です。

発疹は、かゆみを伴うこともあります。特に、日中の活動中やシャワー、風呂の後など、体が温まったときにかゆみが増強します。皮膚症状は、1~2か月ほどの経過で自然に消失します。消失までに時間はかかりますが、特に痕を残すこともありません。

 

検査・診断

ジベルバラ色粃糠疹の診断では、詳細な問診や皮疹の観察が重要です。ヘラルドパッチや感冒様症状の有無などを問診で確認し、身体診察にて皮疹の分布状況や特徴を詳細に評価します。

基本的には問診と身体診察のみで診断可能ですが、他の病気との鑑別が求められることがあります。たとえば、カビに関連した皮疹と紛らわしいこともあるため、皮膚の一部を採取して顕微鏡でカビの有無を確認することがあります。

また、梅毒ジアノッティ病脂漏性皮膚炎などとの鑑別が必要なことがあり、血液検査や培養検査などの検査が検討されます。

治療

ジベルバラ色粃糠疹の診断では、詳細な問診や皮疹の観察が重要です。ヘラルドパッチや感冒様症状の有無などを問診で確認し、身体診察にて皮疹の分布状況や特徴を詳細に評価します。

基本的には問診と身体診察のみで診断可能ですが、他の病気との鑑別が求められることがあります。たとえば、カビに関連した皮疹と紛らわしいこともあるため、皮膚の一部を採取して顕微鏡でカビの有無を確認することがあります。また、梅毒ジアノッティ病脂漏性皮膚炎などとの鑑別が必要なことがあり、血液検査や培養検査などの検査が検討されます。

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