治療
スミス・マギニス症候群の治療は、症状に合わせた支持療法が中心です。出生後しばらくは哺乳障害が問題になることがあり、チューブを用いた経管栄養や点滴が使用されることがあります。また先天性心疾患の状況によっては、心不全を発症することもあるので、心不全に対応した内服薬や手術療法が検討されることになります。てんかんに対しては、てんかんのタイプに応じた抗てんかん薬が使用されます。
行動面にも異常が生じることがあるため、そちらに対してのアプローチも必要です。自分自身で自身の身体を傷つけることがあるため、周囲の環境を含めた注意喚起が要されます。発達の遅れを見ることもあるため、療育療法がとても重要です。
スミス・マギニス症候群では、個々人に応じてさまざまな症状が見られます。そのため、それぞれに合わせた適切な医療体制を整えることが必要です。
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