検査・診断
タンジール病は、HDLコレステロールの低い値と、身体所見や症状をもとに診断されます。
血液検査
タンジール病の診断では、血液検査によってHDLコレステロールと血中アポA-1濃度の値を調べます。HDLコレステロールが10mg/dL未満、血中アポA-1濃度が10mg/dL未満であると、この病気の可能性があります。ただし、他の病気(アポA-I欠損症やLCAT欠損症など)でも同様の検査所見を認めるため、HDLコレステロールの値だけで診断されることはありません。
症状の確認
血液検査の結果とともに、以下の症状が2つ以上現れていることを確認していきます。
- オレンジ扁桃
- 肝臓または脾臓の腫大
- 角膜の混濁
- 末梢神経障害
遺伝子検査
遺伝子検査によってABCA1の遺伝子異常が確認されれば、確定診断となります。
医師の方へ
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