症状
バージャー病では、何らかの原因によって末梢の細動脈が炎症で塞がることで、手足や指に血液が十分に供給されず虚血状態(酸素不足)になり、虚血の程度に応じてさまざまな症状がみられるようになります。
虚血の程度が軽い場合には手足の冷えやしびれ感、レイノー症状(寒冷刺激によって皮膚の色が蒼白または紫色になる)が現れ、進行すると間欠性跛行(しばらく歩くと足にしびれや痛みが出る)や安静時の強い痛みが出現します。
さらに進行すると手足に潰瘍ができ、ついには壊死に至ります。この状態を特発性脱疽と呼びます。
このような症状は閉塞性動脈硬化症という病気でもみられます。バージャー病は30~40歳代の比較的若い男性に多いため、高齢者に上記の症状がみられたら閉塞性動脈硬化症である場合が多いといわれています。
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