症状
潜伏期間は通常、約1~2週間といわれていますが、2か月程度の潜伏期間があるケースもあります。最初の1週間は、徐々に疲労感や発熱が現れます。発熱は38~40度程度まで上昇し、発熱の割には頻脈にならないのが特徴です。
腹痛、下痢、便秘などがみられることもあります。発症2週目に体幹に一過性のバラ色斑状発疹(皮膚に現れる病変)がみられることもあります。発症3週目より肝臓や脾臓の腫大、消化管出血や穿孔がみられることがあります。なかには敗血症性ショックなどの重篤な経過をたどる場合があります。数週から数か月の経過で徐々に回復していくこともあります。
医師の方へ
「パラチフス」を登録すると、新着の情報をお知らせします