原因
ビタミン欠乏症の主な原因は、食生活の乱れなどによるビタミン摂取量の不足です。私たちの体内ではビタミンを作り出すことはできないため、生きていくうえで必要なビタミンは飲食物から補給する必要があります。特に水溶性ビタミンであるビタミンB群やビタミンCは体内に蓄えることができないため、毎日適量を摂取することが必要です。そのため、極端な食事制限によるダイエット、がんなどの病気による食欲不振、アルコール多飲による食事の著しい偏りなどが生じるとビタミン欠乏症を発症しやすくなります。
また、飲食物から取り入れられたビタミンは胃や小腸などの消化管で体内に吸収されます。そのため、これらの消化管の病気によって吸収能力が低下すると、十分なビタミンを摂取していたとしてもビタミン欠乏症に陥ることがあります。
そのほか、妊娠中などビタミンの必要量が増加する時期にもビタミン欠乏症が起こりやすくなります。
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